出来高と取組高


【出来高】

出来高とは、一定の価格で約定が成立したときに買い注文と売り注文が出会った数量であり、売買成立時の値段における売り・買いの圧力を表します。出来高の推移をみることで値動きの背景や相場の勢いなどをうかがうことができます。一般的に、出来高と値動きの関係は以下のようになります。

  • 相当の出来高を伴う上げ → 強い
  • 出来高の少ない上げ   → 弱さを内包
  • 相当の出来高を伴う下げ → 弱い
  • 出来高の少ない下げ   → 強さを内包

ただし、閑散な商いの中でジリ安が続くことは、長期の下げ過程にはよく見られることから、④については「強材料に反応しやすい地合い」程度の解釈でよいでしょう。

 

【取組高】

取組高とは、市場に残っている未決済の総建玉の数量で、市場における取組の状況を表しています。たとえば、取組高が1,000枚であれば、買い建玉と売り建玉が、それぞれ1,000枚が未決済であることをさしています。

取組高と値動きの関係は、出来高と値動きの関係とほぼ同様で以下のパターンになります。

  • 上昇相場での取組高の増加 → 強気
  • 上昇相場での取組高の減少 → 弱気
  • 下降相場での取組高の増加 → 弱気
  • 下降相場での取組高の減少 → 強気

 

  • 新規買いによる人気が集まっていることが考えられます。さらに、上昇局面で売り建てた玉の評価損は膨らみ、この状態が続くと売り方の踏みの要因となります。
  • 相場は上昇しているものの取組が減少傾向にあるということは、売り方の踏みが主導になっていると考えられます。踏みが一巡すると、相場を押し上げる力が不足してきます。
  • 新規売りによる人気が集まっていることが考えられます。さらに、下降局面で買い建てた玉の評価損は膨らみ、この状態が続くと買い方の投げの要因となります。
  • 相場が下降しているものの取組は減少傾向にあるということは、買い方の投げが主導になっていると考えられます。投げが一巡すると、相場を押し下げる力が不足してきます。