ボリューム・レシオ


ボリューム・レシオ(VR)は、RSIに出来高を加えた指標です。RSIは、一定期間に上方向への値動きがどれだけあったかを示しています。VRは、一定期間に上方向へ動く時の出来高がどれだけあったかを示しています。

出来高は、支持、抵抗近辺に接近すると急激に増加する傾向があり、そのようなポイントでは、VRはRSI以上に敏感に反応します。

 

【ボリューム・レシオの計算方法】

ボリュームレシオ1
※上昇は前日の終値と当日の終値との比較です。
※出来高の合計は予め決めておいた一定期間の合計です。

価格上昇時は全て上昇エネルギー、下降時は全て下降エネルギー、保ち合い時は双方に振り分けて、上昇と下降の比を見ます。
ボリュームレシオ2

 

 
というのがあります。これらは、出来高全体の中で上昇時出来高の占める割合を示しています。

 

【計算例】

ボリュームレシオ3

 

 

 

 

【VR・RSIの見方】

価格が強弱の拮抗する水準に近づくと出来高は増加するため、出来高を用いた指標は価格に先行する動きをします。しかし、出来高指標は価格の動きを直接反映しているわけではないので、売買サインが正確ではありません。

出来高指標を有効に活用するためには、価格の指標と組み合わせて使用します。

VRの場合は、RSIと一緒に使うことで有効なサインを得ることができます。

  • VR、RSIが同時に極端な高水準をつけている時は、相場が反転下降するサイン
  • VRのみ極端な高水準をつけている時は「ダマシ」となることが多い
  • VRがRSIに先行して反転上昇し、その後RSIが低水準から反転上昇した時は、RSIの反転上昇が相場の反転サイン
  • VR、RSIが同時に低水準に位置している時は、相場の反転上昇サイン

 

また、VRをVR1のように求めることによって、天井、底の判断をすることもできます。

この時、VRはRSIと似た指標であることから、50%を強弱の均衡点として、70%以上を買われ過ぎの状態、30%以下を売られ過ぎの状態と見ることができます。