新値足


時間の概念を取り去り、相場の方向だけを機械的に捉える「非時系列チャート」の代表的なものとして「新値足」、「練行足」、「ポイント・アンド・フィギュア」などがあります。新値足は日本の伝統的なチャートの1つであり、時間の経過を無視して、すう勢の変化を読み取る手法です。

新値足の名は、その記入要領が由来しており、記入の前提として一定のルールを決めておくことが必要となります。以下は「値段は終値ベース」、かつ「直前の足型三本を抜いたら相場反転と見なす」という条件の大引三本新値足です。

 

≪書き方の解説≫

  • 1日目の100円から翌日の101円への上昇に相当する陽線を記入。
  • 3日目も102円の新高値で引けたので、新たな陽線を前日の陽線の右上に記入。4日目は新高値となり、新たに陽線を記入。
  • 5日目は104円まで反落したが、反転と判断する三本抜きの条件を満たしていないので記入しない。
  • 6日目には新高値をつけたので陽線を記入。
  • 反転と判断するのは110円の高値をつけた後、11日目に106円まで下落したときで、直近3本の陽線の最安値107円を下回り、三本抜きの条件に合致する。ここで、直前の陽線から下方へ陰線を引く。(これは陰転と呼ばれ、売りサインとみなされます。)
  • その後104円までは、下げに準じて陰線を記入。
  • その後反発し、17日目の110円は陰線3本を上抜いているため、今度は陽転となる。(買いサイン)
  • 相場は111円で頭打ちとなり反落。103円となると直近の3本(陰線1本、陽線2本)を下抜くため、陰転するかは104円を下回るか次第となる。

 

三本抜新値足(時系列)は陰陽転のポイントとローソク足チャートとの対象を可視化する目的で、通常の三本抜新値足を時系列で表したものです。新値足はトレンドの変化を見逃しにくい手法で、新トレンドが大きく、かつ中長期的なものである場合には効果が大きくなります。その反面、本格的なトレンド形成に失敗し、もみ合いとなった場合はだましに会うことが避けられず、反転の直前の足が大陰線(陰線)である場合は売買サインが遅れがちとなる欠点もあります。

新値足