パラボリック


パラボリック(パラボリック・タイム・プライス・システム)は、特定の数値を加重することで相場の値動きを滑らかにしたSAR(Stop And Revers Point)というラインを用いて相場の売買を行うシステムです。

 

SARの計算には、最高値及び最安値を指すEP(Extreme Point=極大値)とAF(Acceleration Factor=加速因数)を用います。上昇(下降)トレンドが継続し、高値(安値)を更新している間は、更新した高値(安値)がEPとなります。EPは、買いサインを出している期間であれば、その期間の最高値を用い、売りサインの期間には、その期間の最安値を用います。

 

AFは加速因数のため、AFの数値が大きくなるほど、SARは価格の動きに近づきます。通常、AFの初期値は「0.02」が用いられ、EPが更新されるごとに「0.02」加算されます。また、AFの最大値は「0.2」とされ、最大値に達した後は常に「0.2」となります。しかし、SARと価格が接触し、SARの方向が変わった時点で初期値の「0.02」に戻ります。

 

SARの初日は直近の高値、安値を用い、直近の動きを上昇トレンドと判断した場合はその期間の最安値を、下降トレンドと判断した場合にはその期間の最高値を用います。

 

SAR=(EP-前日のSAR)×AF+前日のSAR

 

SARの方向は、日足と接触することによって変化し、下降トレンドとしてSARを計算している時は、下降しているSARが上昇している日足と接触した地点を転換点とします。

 

SARは、

「上昇しているSARが下降している日足と接触したら売りサイン」

「下降しているSARが上昇している日足と接触したら買いサイン」

という見方をします。

 

パラボリックは、SARの売買サインで途転を繰り返すシステムということになります。

 

大相場では威力を発揮する指標ですが、もちあい相場ではサインが頻繁に出現し、効果が期待できない面もありますので注意が必要です。